みなさんこんにちは!26ソプラノのあんずです。
遅くなってしまい大変申し訳ありませんが、昨年12月24日(土)に行われました「第58回定期演奏会」について書かせていただきます!
開演直前、ステージ袖のモニターに映し出された客席には2階までたくさんのお客様が…!
ずっと温めてきた音楽を多くの方に聴いていただけることほど嬉しいことはありません。手を取り合って喜びました。
竹田景子先生の清らかなピアノの音で、第1ステージが始まりました。
副指揮者えびちゃんの指揮で演奏するのは、千原英喜作曲の「良寛相聞」。互いに想いを寄せあう良寛と貞心尼の詩歌をテキストに取った、ドラマチックな曲集です。
上下黒の衣装でビシッと決めたえびちゃん、とても落ち着いていましたね!
第2ステージは「Xmas a la carte」と題し、讃美歌からポップスまで、様々なカラーのクリスマスソングを5つ演奏しました。
蝶ネクタイやリボンをつけて、心なしか団員もノリノリ!
「Joy to the World」や「恋人はサンタクロース」といったよく耳にする楽曲も、合唱ならではの響きをお楽しみいただけたのではないでしょうか。
MCのガルボとピタパも爽やかで、とっても上手でした!すごい!
ガラッと空気を変えて第3ステージ。
演奏したのは、信長貴富作曲、無伴奏混声合唱のための「ガルシア・ロルカ詩集」。スペイン激動の時代を生きた詩人・ロルカが見つめた「生」と「死」、それを取り巻く怒り、嘆き、そして希望がそのまま音となったような作品です。
私たちは一年間、正指揮者のニコを中心としてこの大曲集と向き合ってきました。ステージにかける一人ひとりの思いがぎゅっと集まって、終始独特の緊張感を生み出していたように思います。
終曲「さらば」を振っているニコの万感の表情に、私も胸がいっぱいになってしまいました。素晴らしい曲集と出会わせてくれて本当にありがとう!
当間修一先生を客演指揮者にお迎えした第4ステージ。
「華麗なるヴェネチアンの響き」と題し、ハインリッヒ・シュッツ ダヴィデ詩篇歌集より5曲演奏しました。なんと、シンフォニア・コレギウムOSAKAの方々による管楽器とオルガンの伴奏付きです!
慣れないドイツ語と二群合唱に初めは苦戦しましたが、先生のご指導のおかげで、次第にその楽しさが分かるようになってきました。
言葉の抑揚や子音が作る音楽の緩急、群と群の掛け合いに絡み…。その面白さをお客様にもお届けできたでしょうか。
演奏会ラストのCCアンコールは、「リフレイン」。
25の先輩方がコサージュをつけて最前列に並んでいるのは、
なんだか不思議な光景でした。
こうやって時代は巡っていくのですね…
私たち26が執行の演奏会に、大好きな25の先輩方と、可愛い後輩がいる。立派なホール、目の前にはたくさんのお客様。当間先生、竹田先生をはじめとする皆様にたくさんのお力添えをいただき、幸せな「一度だけ」の時間を過ごすことができました。
この素敵なご縁一つひとつに、心から感謝申し上げます。
さて、新年を迎え、阪混も27を執行とする新体制となって動き出しました。今年はどんな出会いが待っているのでしょうか。楽しみでなりません。
また一つ新しくなった大阪大学混声合唱団を、今後ともよろしくお願いいたします。